通信制大学の基本的なパターン

通信制大学は、学生が自宅で指定の参考書を読んだりオンライン講義を受けたりして、レポートを完成すれば、単位認定試験を受けて単位を修得できるシステムを採っています。オンライン講義は、学生の都合の良い時間に受けられるため、昼間働いていても夜に受講できます。参考文献についても、オンラインでダウンロードできるものが増え、書籍代の負担が減りました。原則として、試験や卒論面接を除き、キャンパスに通う必要がないため、家事と育児が忙しい専業主婦や仕事が多忙な社会人も、勉強できるのです。

身体の不自由な障がい者や体力の衰えた高齢者も通信制大学を利用できるでしょう。入学試験は通学制ほど難しくなく、指定のテーマについてきちんとしたレポートを書けば合格できます。学費も安く、低所得者にも大学入学の道が開かれた制度なのです。

通信制大学のスクーリングの現状

多くの通信制大学では、参考書やオンライン講義に加えて、通学制の学生がキャンパスに来ない夏季や冬季の長期休暇を利用して、スクーリングを開催していました。スクーリングの講義を受けるためには、通信制学生もキャンパスを訪れなければなりません。専攻科目によっては実習が必要な場合もあり、スクーリングは欠かせなかったのです。スクーリングの場合、1週間単位で集中講義を受け、最終日に単位認定試験に合格するという流れが一般的です。スクーリングは、日頃出会うことのない同級生と交流できる貴重な機会と言えるでしょう。

しかしながら、オンライン講義が充実してネット上で受講生も参加できる授業が可能になり、スクーリングの必要性が低下しました。そこで、スクーリングを廃止した通信制大学も少なくありません。