独学に慣れていない人は卒業までに長い時間が掛かりやすい
通信制大学は、一般的に授業料が安く設定されており、社会人も入学しやすいといった魅力がありますが、テキストやパソコンを使った独学がメインとなるため、卒業までに長い時間を要する人が珍しくありません。特に、仕事が忙しくて学習の時間があまり取れない人や、学習の進め方がよく分からない人は、入学前に無理なく卒業に必要な単位が取れるかどうか判断をすることが大切です。最近では、初めて通信制大学で学ぶ人がスムーズに学習を進められるよう、教職員や専属のアドバイザーが様々な形でサポートを行っている大学も増えています。そのため、自分に合った通信制大学を見つけるうえで、余裕を持って学習サポートの評判が良い大学の資料に目を通しておきましょう。
就職をする時に通学制の学生と同じように扱われないこともある
通信制大学の学生は、学部や学科にもよりますが、就職活動の際に企業側から通学制の学生と同じように扱ってもらえないこともあります。企業によっては、通信制大学の学生の採用試験の応募を制限しているところもあるため、就職活動を始める前に採用担当者に問い合わせをしたり、選考で重視されるポイントについてよく確認をしたりすることが重要です。通信制大学の学生が書類選考や面接で不利にならなようにするには、在学中に社会的に評価が高い資格や免許を取得したり、就職課を訪れて相談をしたりするのが有効です。その他、医療や福祉、ITなど専門性の高い分野では、通信制と通学制の区別なく平等に採用選考を行っているところも多いため、妥協せずに職場探しをすることも必要です。
通信の大学は、自宅に居ながらパソコンやタブレット、テキストなどを使って学習ができ、都合が良い時間に単位取得のための試験の受験やレポートの提出をすることも可能です。