テキストやオンラインの学習がメインなら年間二十万円程度になる
通信制大学の学費は、学部やカリキュラムだけでなく、学習方法によっても大きな差があります。例えば、在宅でテキストやオンラインでの学習を選択する場合には、年間で二十万前後の負担となり、あまり経済的に余裕がない社会人も不安なく学習を続けることが可能です。特に、法学部や文学部といった文系の学部を設置している通信制大学は、一度も通学をせずに卒業ができる制度を導入しているところも多く、仕事の都合で通学が難しい人も安心です。なお、資格課程を受講したり、教育実習や福祉実習などに参加したりする際は追加で授業料や実習費の支払いが必要となるケースもあるため、入学前に将来的にかかる費用についてしっかりと計算しておきましょう。
定期的にスクーリングに参加するなら年間五十万円を超えることも
通信制大学に入学をした後に自宅学習ばかりでなく、教職員や他の学生と交流を図りながら学びたい人は、対面式のスクーリング授業が活発に行われている大学を選択するのがおすすめです。一般的に、スクーリング授業に頻繁に参加をする場合には、年間を通して五十万円を超える授業料が掛かることがあるため、予算の範囲内で学べるかどうか見極めをすることが重要です。 また、授業の科目によっては、スクーリング授業でしか単位を取得できないものもあり、スケジュールを立てるうえで授業料だけでなく会場までの交通費や宿泊費なども検討しておくと良いでしょう。その他、スクーリング授業の一回あたりの参加費用や年間の実施回数は大学によって大きなばらつきがあるため、入学願書やホームページを使って調べておきましょう。
小学校の教員になりたいと考えたとき、大学に通う必要があると思われがちですが、小学校教員免許を通信教育で取得することも可能です。